わかりあえる人に出会うことで人生が変わる。

とかいう人がいるけれど、そんな人はレアな人だ。

 

ほとんどが理想の人と出会えずに、あきらめを抱きながら生きている。

 

「結婚相手=わかりあえる相手=運命の人」

なんて人はどれくらいいるのだろう。

 

どこかでわかりあえる人に出会えるみたいなドラマや映画が作られすぎている。

そんな相手には出会えない。

うまくいった絵だけを切り取って見せようとするのは違うと思う。

 

みんないつの間にか自分の希望や夢を抑圧して、現実すり替えてしまう。

それが「自分らしい」とか「私にとって」というあきらめを認めない中途半端な表現だ。

あきらめをあきらめじゃないようにする手段に注目が集まっている。

 

希望なんて最初から持たせないようにすればいいのに。

希望を持たせて、あきらめさせる。それをビジネスにしようとする人間は愚かだと思う。